この記事では、粉飴の魅力と、痩せ型トレーニーに粉飴をオススメする理由について解説します。
当ブログでは、細身の方に向けた筋トレ情報を発信しており、トレーニングされる方を応援しています。
そこで、痩せ型・細身の方の多くは次のような悩みを持っていると思います。
人よりたくさん食べているのに、ヒョロガリ体型から抜け出せないよ!
胃が小さくて、そもそもいっぱい食べられないよ・・・。
前者は、一般人より基礎代謝が高く、消費カロリーが多い人や、栄養を吸収する能力が弱いという人です。
後者は、物理的に胃が小さい人や、胃腸の消化・吸収能力が低い人のことです。
ちなみに、私は後者のタイプです。
今回は、そのような方に向けて「粉飴」という商品について紹介します!
この記事を読むことで、粉飴と糖質についての知識がつき、今後のボディメイクを有利に進めることができます。
粉飴は、痩せ型・細身の方がバルクアップする上で、かなり役立つサプリメントですので、ぜひ参考にしてみてください!
この記事は、目次をクリックすると、その箇所にジャンプします!
ぜひ、気になるところからでも読んでみてください。
そもそも粉飴(マルトデキストリン)とは?
粉飴とは、糖質の種類の1つです。
マルトデキストリンとも呼ばれます。
マルトデキストリンはでんぷんを加水分解し精製したグルコース(ブドウ糖)の名称です。
大塚製薬商品情報サイトより引用(https://brand.taisho.co.jp/contents/sports/detail_501.html)
粉飴の特徴としては、水溶性という点があります。
粉飴は一般的に、ドリンクなどの液体に混ぜて飲まれることが多いので、満腹感をあまり感じることなく栄養を摂取できます。
日本人にとっての糖質の代表的食材に “白米” がありますが、白米で糖質を摂取しようと思うと、満腹感を感じやすいですよね。
つまり粉飴とは、手軽に糖質を摂取できるパウダー状の商品のことです。
このような特徴から、粉飴は主に医療の現場において、胃腸が弱って食欲の無いご高齢の方の食事管理の際に用いられたり、アスリートのパフォーマンス向上のために利用されたりしています。
糖質(カーボ)にはどんな効果があるの?
粉飴が、手軽に摂取できる糖質のことであるということはわかりました。
では、糖質がどのような働きをするのかを説明します。
体を動かすエネルギーになる
糖質が体を動かすためのエネルギーになるということは、なんとなくご存知の方も多いと思います。
3大栄養素と言われている「炭水化物(糖質+食物繊維)」、「脂質」、「タンパク質」は、いずれもエネルギーを含んでいますが、人体で優先的に利用されるのが糖質由来のエネルギーであると言われています。
体を動かすために必要な糖質ですので、当然筋トレを行う際も必要になります。
栄養を体に取り込む
食事から摂取した糖質が、体の中でどのような処理をされるのか、簡単に紹介します。
- 食物が胃腸で消化・吸収され、血液中に栄養が入ってくる。
- 血液中の糖質量が増えることで、インスリンという物質が分泌される。
- インスリンの働きにより糖質が筋肉や肝臓に蓄えられ、血液中の糖質が少なくなることで血糖値が下がる。
このような働きで、血糖値を一定に保つことができます。
また、この③の働きの際に糖質以外の栄養素も体に取り込みます。
つまり、タンパク質を効率的に体に取り込むためには、糖質も一緒に摂る必要があります。
糖質が不足すると筋肉が分解される
今度は逆に、糖質がなかなか摂取されなかった場合に、体内ではどのような反応が起こるのかを紹介します。
血液中の糖質が枯渇した場合は、まず最初に筋肉や肝臓に蓄えていたグリコーゲンを分解して糖質を生み出します。
貯蔵していたグリコーゲンも尽きたら、次は脂肪や筋肉を分解してエネルギーを作り出します。
上記の通り、糖質が不足すると、エネルギーを生み出すために筋肉が分解されてしまいます。
このように筋肉を分解してエネルギーを作り出すことを “糖新生” と言います。
糖新生は、せっかく増やした筋肉が分解され小さくなってしまうため、ガリガリ体型から抜け出したい人は特に注意しましょう!
トレーニング界隈では、筋肉が分解されることを「カタボリック」と言います。
糖新生が起こってしまう状態というのは、まさにカタボリックな状態ということ。
筋肉の分解を防ぐためにも、体がエネルギー不足になっていないかを常に意識しておきましょう!
余談ですが、脂肪を分解して出来るエネルギーをケトン体と言い、これを利用したダイエット方法をケトジェニックダイエットと呼びます。
ケトジェニックについて興味がある方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
なぜ痩せ型の人に粉飴が必要?
糖質の働きについて分かったところで、なぜガリガリの方に粉飴がオススメなのかを説明します!
栄養吸収を効率的に行うため
前述の通り、糖質を摂取することでタンパク質や脂質を効率的に吸収することができます。
痩せ型の人は栄養を効率的に吸収する能力が低いという人が多いので、糖質を意識的に摂取する必要があります。
消費カロリーと摂取カロリーのバランスを調整する
栄養素の摂取や、体内での利用については、専門的な話になるので非常にややこしいですが、理解を簡単にするための考え方として、「消費カロリーと摂取カロリーのバランス」というものがあります。
消費カロリーとは、日常生活や運動を行う中で利用されるカロリーの総量です。
摂取カロリーとは、食事などによって体内に入ってくるカロリーの総量です。
この2つのバランスが、摂取カロリー>消費カロリーとなっていれば筋肉や脂肪が増えます。
逆に、消費カロリー>摂取カロリーとなっていれば筋肉や脂肪は減ります。
例えば、1日に2,500kcal分の食事を摂取し、その日の運動による消費が2,000kcalだった場合を考えてみましょう。
この場合、2,500 – 2,000 = 500ですので、500kcal分の脂肪や筋肉が増えるということです。
もちろん、人体はこんなに単純ではないので、実際はこの通りにはならないのですが、大まかな理解としては、この認識を持っておくといいでしょう
つまり、体を大きくするためには、オーバーカロリーを維持しておく必要があります。
体が大きくなる仕組みについては、以下の記事でも解説しています。
粉飴の利用方法を紹介!
それでは、粉飴の使い方について紹介します。
オススメの摂取方法は次の通りです!
- プロテインに混ぜて摂取する。
- 味噌汁に混ぜて摂取する。
- コーヒーに混ぜて摂取する。
- ワークアウトドリンクに入れて飲む。
粉飴は味がほとんどないので、あらゆる食べ物、飲み物に利用できます。
粉飴を直接舐めてみても、ほんのり甘さを感じる程度です。
甘いものが苦手な人でも利用できるのが、嬉しいポイントですね!
また、私は普段、粉飴をプロテインと一緒に飲むことが多いです!
プロテインと一緒に摂取することで、タンパク質を効率的に体内に取り込むことができます。
また、トレーニング中のドリンクに混ぜて飲むのもオススメです!
ウエイトトレーニングでは、糖質を多く消費します。
そこにマルトデキストリンを摂取することで、以下のような効果が期待できます。
- トレーニングのパフォーマンスが向上
- 疲労感の軽減
- 集中力の持続
- トレーニングに伴うカタボリックの抑制
私は普段、EAAというパウダー状のサプリメントと一緒に粉飴を水で溶かして、トレーニング中に飲むようにしています。
EAAについては、以下の記事で紹介しています。
粉飴を利用する場合の注意点
メリットの多い粉飴ですが、注意すべきこともあります。
粉飴に限らず、あらゆる栄養素に言えることですが、過剰摂取は危険です。
糖質を摂取することで高血糖になり、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、日常的に高血糖状態が続くと、インスリンの機能が弱まることがあります。
高血圧はさまざまな病気の引き金にもなります。
また、使われなかった糖質は筋肉や肝臓に貯蔵されますが、その貯蔵限界量を上回って余った糖質は、体脂肪として蓄えられるので、肥満の原因になります。
見た目は細身なのに、内臓脂肪が多いため肥満認定されるという方もいますので、くれぐれも注意しましょう!
まとめ
今回は、粉飴の魅力と、痩せ型トレーニーに粉飴をオススメする理由について紹介しました。
- いっぱい食べているのに筋肉も脂肪も増えない。
- そもそも食事量を増やすことが苦しい。
これらはヒョロガリ界隈ではあるあるの悩みだと思います。
私も普段から食事には悪戦苦闘しています。笑
そのような方は、今回の記事参考に、粉飴の購入を検討してみてください!
粉飴1kgは大体1,000円前後で購入できるので、導入しやすいサプリメントだと思います!
また、このブログでは、今後もボディメイクに役立つ情報を発信していきます!
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ボディメイク初心者の方には、「脱ガリ講座」シリーズの記事がおすすめです!
順番に読んでいくだけで、ガリガリから脱却するための知識が身に付きます。
これからも理想のボディを目指して、一緒に頑張りましょう!