このブログでは、細身の人に向けたボディメイク情報を発信しています。
細身の人がボディメイクをするためにまず必要なことは、体の全体的な増量です。
しかし、増量は筋肉と共に脂肪も増えてしまいます。
ボディメイクは、「筋肥大」と「除脂肪」の2つを達成して初めて成功と言えるので、ガリガリの人もボディメイクを進めていくと、いつかは「除脂肪」に取り組むことになります。
除脂肪の方法はいくつかありますが、有名な方法の1つとして「ケトジェニック」があります。
しかし、ケトジェニックについては、

名前や理論は知ってるけど、実際に何を食べれば良いのか分からないよ〜
という方は多いと思います。
そこで、この記事では、ケトジェニックの食材について、実際に私が摂取している商品を具体的に紹介します。
・ケトジェニックの理論は知っているが、具体的に何を食べればいか分からない人
・ケトジェニックを試してみたい人
なお、「そもそもケトジェニックとはどのような除脂肪方法なの?」という内容については、後日別の記事で紹介する予定ですので、お楽しみに!
ケト食メニューを決める手順

ケトジェニックの食材を決めるための手順は、次の4つです。
- 1日の総摂取カロリーを決める
- PFCバランスを決める
- PFCバランスに合う食材を決める
- 食材を1日の中に割り振る
上記の具体的な解説については、別の記事で紹介していますので、併せてそちらもご覧ください!
上記の4つの手順のうち、今回の記事の内容は、手順の3番にあたります。
1日に摂取する食材

私は、現在は減量をそこまで進めるつもりはなく、自らの体を使った実験としてケトジェニックを実施しています。
そのため、1日の摂取カロリーは、「推定エネルギー必要量」を参考に、2,600kcal前後を目標として設定しています。
これに基づいて、私が実際に食べている1日分のケトジェニック食材は、以下の通りです。
- たまご:10個
- 鯖缶:150g
- 鶏胸肉(皮付き):200g
- ミックスナッツ:80g
- オリーブオイル:大さじ3杯
- プロテイン:25g × 2杯
- MCTオイル:30g
たまご:10個

たまごは、自然界の完全栄養食と言われるほど栄養が豊富です。
タンパク質や良質な脂質だけでなく、ビタミン・ミネラルも豊富に含まれています。

卵には、「ビタミンC」と「食物繊維」以外の必要な栄養素が全て含まれていると言われていますね。
カロリー:740kcal
タンパク質:69.0g
脂質:57.0g
糖質:2.0g
なお、たまごの魅力については、以下の記事でも詳しく紹介しています!
鯖缶:150g

サバなどの青魚には、EPA・DHAなどの「オメガ3」と呼ばれる良質な脂質が多く含まれています。
また、魚自体がタンパク質豊富であるため、ケトジェニックにおいては最高の食材です!
なお、鯖缶を選ぶ際、味付きや味噌煮などは糖質が含まれていますので、選ばないようにしましょう!

ケトジェニックを考えた場合、水煮一択ですね。
カロリー:284kcal
タンパク質:31.2g
脂質:16.0g
糖質:0.3g
私は、TOMINAGAのさば水煮缶詰を愛用しています。
高タンパク食材にありがちな「身がギュッと詰まっていて、パサパサして飲み込みにくい」という食感があまりなく、しっとりしていて食べやすい鯖缶です!
鶏胸肉(皮付き):200g

「筋トレといえば鶏胸肉!」と言っても良いほど、代表的なボディメイク食材ですね!

増量時だけでなく、ケトジェニックでも大活躍します。
通常は、余分な脂質をカットするために捨てられがちな皮の部分ですが、ケトジェニック中はこの皮も食べることで、タンパク質に加え脂質も摂取することができます!
カロリー:266kcal
タンパク質:42.6g
脂質:11.8g
糖質:0.2g
ミックスナッツ:80g

ナッツは、良質な脂質であるオメガ3に加えて、オメガ6やオメガ9など不飽和脂肪酸を多く含む食材です。
また、乾燥しているため持ち運びが容易であることも、嬉しいポイントです。
そんなナッツですが、摂取する際は注意点が2つあります。
- 無塩タイプのものを選ぶこと。
- 意外と糖質も含まれていること。

特に2つ目については、ケトジェニック中は注意が必要ですね!
カロリー:522kcal
タンパク質:14.2g
脂質:45.5g
糖質:11.0g
私は、小島屋のミックスナッツ1kgを利用しています。
2022年7月現在の価格は1kgで3,140円なので、1gあたり3.14円ですね。

もしスーパーなどでナッツを購入される際は、1gあたり3.14円を基準に選ぶのもありかもしれません。
オリーブオイル:大さじ3杯

オリーブオイルは、オレイン酸というオメガ9系脂質が主成分の油です。
オレイン酸は悪玉コレステロールを減少させる効果があります。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールなどを含んでおり、オリーブオイル自体も酸化に強い性質があります。
カロリー:322kcal
タンパク質:0g
脂質:36.0g
糖質:0g
私は、以前までは、日清オイリオの「やさし〜く香るエキストラバージンオリーブオイル」を、スクランブルエッグを炒める時に使用していました。
しかし、このオイルだと、スクランブルエッグにオリーブの香りが付き、次第にその香りで食べることがツラくなってきたので、使用するオイルを変えました。

現在は、同じく日清オイリオの「トスカーナエキストラバージンオリーブオイル」を使用しています!
こちらのオイルだと、香りが以前のオイルほど強くないので、スクランブルエッグも食べやすくなりました!
プロテイン:25g × 2杯

筋トレ・ボディメイクの強い見方、プロテインです。
ケトジェニック中は、糖質の摂取を抑えなければならないので、無駄な糖質を摂ることなく、タンパク質をピンポイントで摂取できるプロテインは重宝します。
私は、VALXのWPIプロテインを利用しています。
VALXには、より安価なWPCプロテインもありますが、WPIの方が糖質が少ない傾向にあるため、ケトジェニックを実施する場合はWPIの方がオススメです!
カロリー:188kcal
タンパク質:43.2g
脂質:0.2g
糖質:3.0g
VALXのオススメフレーバーについては、別の記事で紹介していますので、よければそちらもご覧ください!
MCTオイル:30g

MCTオイルは、中鎖脂肪酸と呼ばれるココナッツなどに含まれているオイルです。
一般的な油の多くは長鎖脂肪酸と呼ばれ、消化・吸収までに時間がかかります。
一方、中鎖脂肪酸は、一般的な油と比べて消化・吸収が4倍ほど早いと言われています。
そのため、摂取してから1時間ほどで血中のケトン体濃度を高めてくれます。
脂肪を分解して生み出される「ケトン体」を主なエネルギーとする必要があるケトジェニックにおいて、MCTオイルは超重要アイテムです!
カロリー:270kcal
タンパク質:0g
脂質:30.0g
糖質:0g
なお、中鎖脂肪酸にも種類があり炭素が8個、10個、12個でそれぞれ種類が異なります。
(それぞれ、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸と呼ばれます。)
そして、連なっている炭素の数が少ないほど、消化・吸収も早くなります。
そのため、カプリル酸が多く含まれているMCTオイルの方が、よりケトジェニックに有効です。
しかし、安価なMCTオイルの中には、カプリン酸やラウリン酸が含まれているものもあります。
そのため、私はカプリル酸が98%以上含有されている「仙台勝山館MCTオイルC 8-MAX」を利用しています!
余談ですが、
MCTオイルはケトジェニックをしていない人でも、体脂肪をエネルギー利用しやすくする効果があると言われています。
通常の食事であっても、MCTオイルを摂取することで、ケトン体を生成しやすくするからだと思われます。

数年前に流行った「バターコーヒー」なんかも、この効果を利用したものですね!
ケトをしていない人も、普段の食事に小さじ1杯のMCTオイルを追加してみてはいかがでしょうか😊
全体の栄養バランス

ここまで紹介した食材をすべて摂取した場合の、栄養バランスの概算については以下の通りです。
- 総カロリー:2,628kcal
- タンパク質:200g (30.4%)
- 脂質:196g (67.1%)
- 糖質:16g (2.4%)
※( )内の数値は、総カロリーに占める割合。
実際には、ここに調味料の栄養素が追加されますが、概ねケトジェニックの基準の1つである「P:F:C=3:6:1」は達成できています。
ケトジェニック食1日分の食費はどれくらいかかる?

ケトジェニックに対するイメージとして、

ケトって、食費が高くなるんでしょ・・・?
というイメージの方も多いと思います。
そこで、ここまで紹介してきた食材を用いた場合、1日あたりどれくらいの食費がかかるのかについて、概算してみます!
- たまご10個:200円
- 鯖缶150g:170円
- 鶏胸肉(皮付き)200g:120円
- ミックスナッツ80g:250円
- オリーブオイル大さじ3杯:270円
- プロテイン25g × 2杯:200円
- MCTオイル30g:260円
というわけで、合計1,470円となりました!
仮に1ヶ月(30日間)続けた場合、44,100円になります。
これを高いと感じるか、安いと感じるかは、人それぞれだと思いますが、
こちらのページ(常陽銀行のコラム)にも記載の通り、男性の1カ月の食費は平均44,466円となっていますし、
個人的には、

思ってたほど高くはなかったな。
というのが率直な感想です。
まとめ

今回は、私が実際に摂取している1日分のケトジェニック食の内容について紹介しました。
今回の記事では、食材の紹介だけでしたが、今後別の記事で、これらの食材を1日のスケジュールの中でどのように摂取しているかという、「ケト食ルーティン」も紹介しようと思っています!

ぜひ、ご自身の食事内容の参考にしてみてください!